今日2014年7月20日、久しぶりにファームに行って
きました。
38年前、1976年ブラジル入植から2年たって、淡水
エビを自分で養殖しようと思って、ブラジルの農地法
での最低面積の5ヘクタール(50000へーホーメート
ル)を購入しました。
緯度で説明しますと、台湾の南端と同じ南緯で熱帯
気候区分です。
農場付近の川にはコリドラス・バルバットが泳いでいます。
野生のカトレア(この海岸山脈地帯が原産です)も稀に
ではありますが、森林の中で咲いていたりします。
長年にわたる乱獲でなくなっていますが。
農場付近には今でも山猫やナマケモノなどもまだ
時折見られる自然が残っています。
山奥(海岸山脈の)まで出向くとヒョウもいます。
3月4月にはコバルト色のモルフォ蝶も飛んでいます。
そんな環境です。
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今回は農場の見回りと、近所の川にコリドラス・バルバッ
トを確認に行ったのですが、コリの採れる川の周りの環
境が一面のカカオ畑で、ちょうどカカオの収穫時期だった
ので、そんなカカオ畑に入って、カカオを収穫してきました。
チョコレートの実が黄色く成熟していて、ちょうど収穫期
だったので、所有者がそんなカカオ園を完全に放置して
いたので、沢山いただいてきました。
バルバットの話は後日にさせてもらって、今日はチョコレート
のことを書いてみます。
私の農場の環境は、完全な熱帯雨林で、自然状況で熱帯
フルーツやコーヒー、コショウなどが生育します。
ここでグッピーや卵胎生メダカ、水草の養殖をやっています。
500リットルの水槽(貯水箱)が数えたら130個あって、それぞれに
グッピーが繁殖していますが、現在はもったいないのですが出荷
はしていません。グッピーの品種は維持できています。
同時に採集に出掛けた地方からいろいろ植物を持ち帰り、ここ
で植えたりしています。
以前コリドラス・ガラニーを採りに行って(往復5000kmの旅)現地
で栽培されていたアルゴドン(真綿)の種をもってきて植えたら、今年
は写真のように綿の木が巨大化して穂先に綿がなっていました。
最近は副業の農業のことも気になり始め、このブラジルでは有名
なコーヒーが世界一なのですが、チョコレート(カカオ)のことも
気になり始めていました。
ファームのちょっと奥の方に、大きなカカオ園(チョコレート畑)が
あって、それがもう20年以上も前に放置されていて、当時そこ
にカカオ刈りに出かけた思い出がありました。
ここが筆者のファームから車で30分程の山奥のカカオ農園なので
すが、周囲はうっそうとした原始林・・・と思いきや、両側の木は全て
チョコレートの木だったのです。
これが道端のカカオの木です、若い実がなっていますがみえますか。
もう20年前あたりから放置されていて、誰が入って採ってもおこられ
ないようです。
カカオの若い実、こいつは幹の大木から直接花が出て
そのまま実がなります。収穫が簡単にできます。
私の農場の管理をまかせていて、今回案内してくれたエドワルド
君が、ここぞとばかり勝手にカカオの採集をはじめました。
これからチョコレートの手作りを始めてみようか、と考えています。
チョコレートをカカオの実から自分で作ってみたい方がおられまし
たらご一報ください。
今回は本格的な脱線でしたが、アマゾン地方でも手作りチョコ
が最近多く販売されるようになりました。
アマゾンはいろいろ面白いですね。
2014年7月21日記載完了・・・でした。