最新入荷情報&お知らせ

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2024年 10月
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定休日

皆さんこんいちは、今日は暖かいですね。
私は寒いのが嫌いなため早く暖かくなってくれることを望みます。
寒いと体は動かないし仕事もやる気がなくなります。
きっと前世はコリドラスだったのかも知れません。
もしコリドラスだったら少しエサの食べすぎなコロコロ個体です。

あと昨日来店の方からもブログへのお褒めのお言葉をいただきましたありがとうございます。
その方いわくただ~入荷しましたやいついつ入荷しますもいいのですが、このような特に現地のことなど絡めてくれると面白いということです。
今後もできるだけがんばります!

では本日も現地から写真が来ていましてメールを開くと「ハイブリッド」の文字が見え「おっ」と思い写真を見るとまたまたオルフノ系のコリドラスでした。
もちろんハイブリッドではないとは言い切れませんが「?」ですね。
欲しいか?と言われましたがもちろん答えは「ノー」ですね。
彼らも生活がかかっていますが普段なら送ってこない写真ですが現地もネタがないんですね。
まあもしこの個体に興味のある方がいれば是非ご連絡ください。

ここからは今週の入荷です。

3月13日(土) 

Cショートノーズ・マクリフェル(L) 少数

Cアドルフォイ(L) 少数 現在ワイルドは貴重です

Cブラック・アエネウス(ジュルア)ML 1匹のみ

Cジュタイ(LL) 大きめで綺麗です

Cプルース・ブロッキィ(LL) 1匹のみ

Cアクレ・ボンディ(ボリビア近郊)ブリード(ML) 貴重な1匹のみ

Cロングフィン・パンダ(ブリード)M

Cシミリス(ブリード)M

Cゴッセイ(ブリード)M

*ホームページには明日以降アップします

本日の入荷分でマニアの方からのご好意でCSNマクリフェルを出していただきました。
いわゆる出戻り個体ですね。
状態もよく日本の水で落ち着いていますし何と言ってもブログでも書きましたが現在手に入らない個体です。
また今回飼いこみ個体で分かったこともありましたので、やはりお店側はまだまだ勉強しなければいけないな~と思いました。
はじめ見たときはSNマクリフェルとは思えなかったです。

ではまずは写真を見てください。

いかがでしょう?
普通に見るとSNマクリとは思わないですよね?
まさにこれこそハイブリッド?と思いますよね?
というのも背びれにブラックトップが入っています。
飼育者いわく飼いこんでいくうちに現れてきたそうです。
もちろんこれがこの種の特徴でもないんですけどね。
昔はよくアラグアイエンシス(以下アラグ)とSNマクリはどこが違うんだ?同じだよ?という方もいましたが、私も基本的には同じだと思います。
もっと簡単に言えばアラグの地域変異だと思います。
ではどうしてSNマクリフェルという名前がついたのか?

今から10年以上前は普通のアラグが日本へ沢山来ていました。
その当時は逆にあまっていたぐらいです。
またセミロングもそう多くはなかったですが入荷はありましたね。
このアラグにもよくあるコリドラスのショート、セミロング、真正ロングの定義が見られます。(定義と言っても必ずではないですよ)
ただセミロングだけ学名がなくショートはアラグ、真正ロングがマクリフェルという学名がついています。
アラグが沢山来ていたころはその真正ロングのマクリフェルは入荷がなくその当時幻のコリドラスの1つでもありました。
そのため大昔はセミロングがマクリフェルとも呼ばれていました。
マクリは極稀に入荷しても数年に1度の入荷で極少数だけです。
それから何年かたつと徐々に入荷も増えてきて、それでも少ないのですが幻とまで行かなくなってきましたね。

単純な考えでこれらのコリドラスが生息しているアラグアイア川の下流息ではアラグしかいません。
逆に上流息ではマクリフェルのメインの生息域ですが一緒にショートとセミロングも混生していると思われます。
私も確信が取れるほど採集経験がないのですが、ロングは警戒心が強いため人間のいる村や都市から離れている上流息に行くつき生息しているためだと思います。
そして近年はマクリフェルも一緒に入荷して来ていまして、またショートも一緒に普通に入荷してため単純に昔と採集地の違いということが分かりますよね?

話を整理しますと大きく分けてアラグアイア川の下流で採れるのはアラグ、上流のをSNマクリということですね。
では中流では・・・・・なんていうのかは特にないです。

まあアラグが学名でありますのでそれ以外は地域変異ということになりますかね。
今回の出戻り個体も上流産のどこかの支流の1つで落ち着くとブラックトップが出るタイプということですね。
ただこのような個体は知らなかったです。
正直面白いな~と思いました。

あと以前も書きましたが全身黄色くなるタイプや最近来ましたラージスポットも地域変異の1つでもありますよね。
おそらくまだまたいろいろなタイプはあると思いますが規制が厳しいのでしばらくは望めないかも知れません。

このように混じりから分かるパターンは私達業者の特権の1つかも知れません。
また意識や興味を持たないと分からないですよね。
ただ1つ注意は現地シッパーや問屋などで隣から隣の水槽に跳ねて全く関係ない魚まで混じることもあるのでその辺の見極めも経験の1つかも知れません。
混じり=同じ場所とは限りませんからね。

今回は少し長々書きましたが意味は分かるでしょうか?
何か書いていて自分でもゴチャゴチャしてきましたので疑問がある方は連絡ください。
なんとなく言いたいことは分かりますよね?

チャオチャオ

 

 

 

 

 

 

熱帯魚ショップ店長を経験後、南米ブラジル・ペルーに単身渡航し熱帯魚の研究を行う。その後、日本へ帰国し、2004年12月にペスカドールをOPEN!
Written by Teruo Noguchi

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