ブラジル・サンパウロ在住 マツエの熱帯魚、水草採集ブログ。
2013年4月11日記載
2013年4月9日記載
2013年4月8日記載開始。
2013年3月末から先週まで、サンパウロから最も近い距離
にあるアラガイア川に単身、採集に行ってきました。
今回の旅で、道路が及ぼす自然破壊の実態が見えたように
思います。
人間に好都合な改革が、いかに自然動植物を破滅に追い込
んでしまうか・・・の証明ではないでしょうか。
上の映像、この状態が7年前に行った頃の現地風景、川には
魚や水草がいっぱいでした。
下の映像・・・今回訪れた現地状況、。農業的・・・人間主体の
風景としたら素晴らしい光景ですが・・・。
この情景の変化(近代化)では、この畑に加えられた農機具に
(トラクターやブルトーザー)よる物理的変化(環境破壊)と
投下投入された除草剤、石灰、肥料、農薬によって従来住んで
いた動植物は完全に駆逐されてしまっている。
ここにいたコリドラスは完全に消滅させられていた。
時代の流れで仕方がないのですかね・・・・・。
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久しぶりに自分で運転して3400kmの長丁場、頑張ってきま
した。還暦を過ぎてまだやればできる、という自分への証明に
もなった旅となりました。
最初の目的地としたのは、RIO VERDE(ベルデ川)という川で
エキノドルスのベルデ川採集という個体をみつけたかったから
で、ひょっとしたらこのベルデ川で採れるかもしれない、という
淡い期待があったのだが・・・。
ここ10年、あこがれていたベルデ川、ずっとこの川がオパークス
の里だと思っていた。
ベルデ川の支流に入ってみた。筆者の経験からの感想として
この川は砂地で、リオグランデ方面の状況とは違っている。
恐らくこの川に深緑系エキノは無いのではないか、と思った。
支流に入ってみて、なんとか行き当たらないか、と努力したが
残念でした。
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帰りの採集で7年前に採集していたオテリアに再会できた。
7年の時間で忘れかけていた事実を再認識した。
今回の旅で再認識してきたのですが、エキノドルスに水底でお
となしく生育している深緑系の種類(オパークスとか)があるように
、オテリアにも強烈な個性で水底で頑張っている種類がありました。
下の写真がその深緑系のオテリアです。
ここでこのオテリアにオテリア コリンガと命名しようとおもいました。
コリンガとはブラジル語のトランプのジョーカ-の意味です。
この種類は日本でもまだられていないのではないか、と思います。
葉も根もしっかりしたとてもきれいな種類です。
これが ブラジリアン・オテリア・コリンガの現地の水中個体写真です。
地上葉は出さない種類とおもわれます。
これがブラジリアン レッド(赤タイプ)オテリア コリンガの水中葉の映像です。
コリンガの自生している小川には以下のとてもキレイなオテリア
が生えています。
川のダム状の溜まりの土手に赤い(紫)オテリアが2種類へばり
付いていました。素手で剥がして採集。
素手で採集してキレイニ洗浄して撮影。
葉の硬さ、形状からこれらも別種の2種類と思われる。
するとこの川にはオテリアの宝庫なのか、と思う。
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ここカが旅の始まり。
サンパウロ州の中央を縦断するカステロ・ブランコ自動車専用道を
ひたすら北西に向かって時速100km前後で駆け抜ける。
車窓は雄大なブラジル中央高原を走る。
最初の目的地で出会えた小型のエリオカウロンとシベルス、
湿地帯に可憐に力強く生きていた。
小さなエリオの側の草むらに隠れるように生育していた
エリオカウロンの大型10cmくらいに成長していた。