サンパウロ在住、マツエのブログです。
今回のアラガイア旅行の総括にかかっていますが
時間が開いてしまいました。
途切れたことをお詫びいたします。
アマゾン河の雨季と乾季、全長7000kmに達しよう
という川なので、どこが本当の川幅なのか不明の
巨大河川です。
河口の町べレンや、中流都市のサンタレンあたりでは
向こう岸が見えない、海のような広さの河川です。
雨季にはそんな状況でも、乾季になると川幅200mくらい
になることもあり、いつも不思議な思いをさせられます。
水位もアマゾン最大の都市マナウス付近では雨季と
乾季で15m位の増減があって、乾季にゆけべいくらでも
魚(小型観賞魚)が採れるのですが、雨季に行くと、水ばかり
で、何も採れないわけです。
(今回のアラガイア河の状況です。川幅800mが100%水に
覆われていました。乾季には川幅100m位の流れなのですが)
しっかり考えれば5月mというのはアマゾン中流の最も水位
が高い時期なのです。上流はそろそろ引き始めてアピストなど
の繁殖期に入っているのですが・・・そんな地域的特徴を無視
していた旅行になってしまっていました。
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例年(去年まで)であれば、4月というと雨季が
終わって、5月には上流では水が減り始め、
小型のアピストやコリドラスなどの採集ができる
のですが、今年はちょっと違っていました。
目的地に到着して、ホテルに入って、いざ翌朝
採集開始というワクワクする時間、早朝4時ころ
に雨が降り始め、ホテルのカフェ―時間(午前8時)
頃には、バケツの水をひっくり返したような降り方に
なっていました。
その日予定にしていたその町での採集を諦め、バス
で100kmほど北の町にむかうことにしました。
バスを待つ2時間あまりに、ターミナルのモト・タクシー
というオートバイ・タクシ―で付近の川を周ってもらった。
やはり、大雨で川幅が広がっていて、普通にいるカラシン
とパイクシクリッド程度しかとれなかったのです。
今考えているのですが、反省点があります。
今回採った魚で、私には普通に思えるカラシンが、日本では
見れない魚なのかもしれない、ということを今回お届けして分
かりました。
アマゾンを旅しはじめて30年ちかくなりますが、今頃気が
ついています。
そういう観点で今後は気をつけないといけない、ところです。