世界的に異常気象と言われ始めてかれこれ10年以上が過ぎたでしょうか。
2000年を境に、2001年にアメリカでテロが起こっておかしくなり始めた気が
するのですが、同時に地球温暖化が世界で言い始められ初めたのすでが
おかしなことに、その原因がCO2増加による自然破壊に置き換えられてしまっ
ている。
しかし公害とか自然破壊が地球温暖化と関係しているのかどうか、筆者は甚だ
の疑問をもっている。果たしておかしくなっている犯人がCO2なのだろうか。
それにしても2000年代にはいって、自然界も人間界もおかしな世の中になり
始めたものだ、と思う。
今回2011年9月初旬にまたアマゾン河支流ジュルア川の最上流地方
にジュルア・エメラルドと命名されたアピストグラマの最高峰を採集に
行ってきた。
今年8月に入って、ブラジルの国内メデイアでジュルア川地方が異常乾燥
している、それによると「40年ぶりの異常乾季なのだ」そうだ。
マットグロッソ在住の先輩から突然電話が入って「ジュルア川が干上がって
いるそうだ」という話だった。
今アマゾンから帰ってきて、結論から言って、アマゾン中流で合流するアマゾン
本流と一方のアマゾン大河ネグロ川は全く反対で、本流川は異常渇水で
ネグロ川側はこの10年来で久しぶりの増水であった。
現地の漁師の友人の経験話では
「ネグロ川の水が何故かストップしてしまって水が流れない」のだそうだ。
おかしな話だった。
あまり長くなっても退屈なので、下に写真を掲示して今日はこの辺で
写真説明
今年のマナウスのアマゾン河の水位、普段の年の9月の水位はるか
沖まで砂浜が出ていて、船が直接川岸まで接岸できないのである。
恐らくは普段の年より3-4っも水位が高いようだ。
マナウスの近くのジャヌアリ途方の小川にビタエニを採集に行った。
採集地は増水状態だったが、トーキングキャットと呼ばれるナマズが
大群をなして水面を群泳しているのにでくわした。
2枚の映像を掲示。
増水の状況が普段ビタエニ採集している小川にもあって、完全に小川が
水没してしまっている。
下の映像が去年9月に訪れたおりの同じばしょでの小川の姿である。
それでも、今回は少量ではあるが採集できた。
今回の目的となったジュルア川で採集できるジュルア・エメラルドという小型シクリッド
のアピストグラマ属の若魚の映像だ。この映像はたしか2005年に撮影したもの
であるが、現在のアピスト属で最も高い評価を受けている一種である。
今年のジュルア川の乾季は本当であった。
この写真の現地で昨年は大量のアピストを採集したのであるが、完全に干上がって
しまっていた。現地で途方に暮れたのであるが、・・・・
続きは次回とする。