今年のアマゾン河

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定休日

2011年アマゾン訪問記・・・ジュルア川にジュルア・エメラルドを求めて。

アマゾン河、といっても余りにも広いため、どこをとって説明すればよいのか?
流域範囲が日本の15倍の面積、といわれているので、お手上げなのだが、
今回は、この9月に出かけたマナウスから空路でジュルア川に入ってきた記録を
書いてみる。 じっくり版、前回の詳細として。

世界の時代の流れ、為替の激変や熱帯魚業界の衰退(マニアと自称される方が
すくなくなってしまった)で、ここ数年ブラジルにいてもあまりアマゾンへもひんぱん
に出かけられなくなった。

ブラジル国内サンパウロからアマゾン河には、最も近い支流の最上流であっても
2000kmも離れている。     
日本で言えば、鹿児島から稚内あたりまでの距離?でしょうかね、そんなに遠い。

そんな時代であるが、それでもブラジルに住んでいるという利点を生かして、少しづ
つではあるが、出来る限りアマゾンの情景を掲示してゆきたいと思っている。

去年9月に来たおり、ネグロ川に架かる橋の建設現場を飛行機からみてビックリした
のだが、今回はそのネグロ大橋?が完成していた。
ネグロ川上空1000mくらいを旅客機か旋回しながらマナウス空港に着陸態勢にはい
るのだが、そんな姿勢の機窓から撮影したのが上記の映像である。
この11月(2011年)には正式に開通するそうだ(後日談)。

空港に到着してターミナルに到着した機窓から懐かしいデザインの飛行機が見えた。
もう10年にもなるか、と思うが倒産したバリグ航空をゴール(GOL)航空が引き取って
細々と継続している VARIG 航空の名残飛行機であった。懐かしいなー、と思った。

日本のJALは倒産しても国が経営をたてなおして破綻するまでにはならなくて、日本の顔
が継続できたのだが、VARIG航空はブラジル政府が救済しなかったため、破綻の道を歩
んでしまったのだ。その名残のような機が2-3機、今も飛んでいるそうだ・・・が・・・。

マナウスに到着後、早速港にでかけてみる。
川の港に沿って中央マーケットが展開している、相変わらず凄い喧騒で熱帯圏のパワー
と蒸し暑さ、と臭さに圧倒される。アマゾン流域から舟で送ってこられたバナナもここで
取引されていて、これだけのバナナをいったい誰が消費するのか、と思うが、それにしても
凄い量のバナナであった。

バナナを通り越して川を望む、国道から港が一望できる。
そこにたって、またびっくりした。今年は今9月になってもまだ川の水が引いていないのだ。
去年、一昨年もそうだったが、この時期は水位がもっと下がって流域からの便船が河原に
できた砂浜に乗り上げているのだが、今年はまだ直接土手の壁に接岸しているのだ。

これはいったい何なのか、と思う。思い返してみたら10年以上も前に一度こういうマナウス
アマゾンの水が引かなかった年があったことを記憶していた。
今年もそんな年になるのか、と思った。
「ネグロ川の水が 何故か流れないのだそうだ」不思議な現象。

翌日、そんなマナウスのネグロ川を対岸に渡り、ビタエニアータを採集にでかける。
いつも採集している現地に近づいて、水位がただならぬことを感じはじめた。

目的地の川の土手にボートを接岸して、そこからジャングルを徒歩で頑張って目的の
小川に到着するのだが、まずそんな土手が水に覆われていて全く見えないのだ。

船頭に言って、ジャングルに舟を入れてもらって舟にのったままで目的の川に向かう。
この目的地小川には、すでに10回ちかく通っているのだけど、こんなことは初めてで
あった。

目的地辺りに着いたのだが、こんな表現は、かいていても可笑しいのだが
「川が完全に水に覆われていて?、イガラッペ(小川)がまるで無くなっていて池の一部
のような景色になっていた」。

目的地と思われる部分に舟を入れてもらって、以前は丘のテッペンだったあたりで
落ち葉を掬ってアピストグラマを探す。

この道25年というキャリア?がものをいってか、なんとかビタエニアータというアピストの
美麗種が採集できた。
アピストグラマ・ジャヌアリーというグリーンメタリックに輝くとてもきれいなアピストなのだ。
ホッとした気持ちだった。


なにしろ水位が高くて、往生した採集であった。

マナウスに帰って、早々に友人ファームにでかけたら、ちょうど昨日到着した、という
アバカシ川から送られてきた、という赤いデイスカスのMサイズがきていた。
これらの魚の大半は中国に送られることになっていた。

今の中国は、20年前に日本の熱帯魚バブルの時代をやっているのだそうだ。
世界中で中国パワーが炸裂していて、このアマゾンにも沢山の中国人業者が入って
いるそうだ。

ジャイアント・プルケールとスーパーシュワルツという巨大なコリドラスも到着していた。
上の写真2種がそんな100匹の中の2種であるが、こいつは30匹ほど選別して日本に送る
ようにしておいた。

翌日の便で、今回の目的地のジュルア川に向かう。
こちらの支流は、今年は40年ぶりの乾燥で、干上がってしまった支流が沢山ある、という
ニュースが先日から流れていて、心配なのだが、実際に自分の目でみてみることで確認
したい、と思っている。

写真は翌日の飛行機がジュルア川にさしかかって、上空を通過したところで撮った映像です。
やはり、かなりひど乾燥水位のようで、本流が半分干上がっているようだ。

次回はジュルア川の採集状況などをお知らせします。

2011年10月16日記述

熱帯魚ショップ店長を経験後、南米ブラジル・ペルーに単身渡航し熱帯魚の研究を行う。その後、日本へ帰国し、2004年12月にペスカドールをOPEN!
Written by Teruo Noguchi

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