しばらく時間があいてしまいました。
すし屋のお仕事が忙しく、すし握りながらアピスト、コリドラス、エキノドルスのことな
どおぼろげに考えつついたら、時間がたってしまった。
最近の情報では、なし崩し的にコリドラス界の最高峰と思えてきたビファシアータス
らしい魚が日本に入荷しているという。本当かなー、本物かなーという思いもあるが。
以前にもこの名前の魚が入った、という情報があったのだが、写真をみて
「これは違う!」と思ったのだが、今回はけっこう信憑性があるかもしれない。
15年以上前から、なんとかこいつを採りたい思いで、記載現地の付近まで数回行った
のだが、結局この採集河川まで後一歩という別川で諦めるより仕方なく、撤退して
きていたので、ここ数日の思いは、ある意味で 落胆ガックリ している。
以前、これもワイツマニーらしき個体が日本に初めて紹介されたときもそうだったが、
「あんな とんでもない採集地にいる魚が なぜこんなに簡単に日本に手に入って
しまうのか」
という同じような思いで数日を過ごしていた。
しかし考えてみたらインペリアルゼブラプレコだって、現地には太古のむかしから現地に
はいたわけで、発見された時以前から、現地の漁師や子供たちは普段に見ていたわけだ。
それを初めて訪れた知識のある人間が、世界に現物と情報を広げたわけで、新種の発見、
などといっても、現地ではそれこそ 味噌醤油 的レベルの話なのかもしれない。
こんなかたちで、個人的な夢が大衆化してゆく、というのは寂しいものである。
毎日のビックリの思いも自分にとっては大切な日々の進歩だ、と思うのだけど、こういう事件
が時々あるので、けっこうショックもうけている、というのが最近の偽らざる気持ちなのです。
2011年5月01日 記述